設立主旨

特定非営利活動法人羽曳が丘E&Lは平成16年に設立されました。羽曳が丘E&Lは羽曳野丘陵を中心にして、自然環境の保全・地域の福祉と安全・生活環境の充実・資源リサイクルなどの事業を行なっています。これらの活動には幅広い年代の住民に参加を呼びかけ、住民活動のなかで子どもの育成活動や高齢者を支える活動、住民相互の親睦と知的向上などを計ることにより、誰もが安心して暮らせる住みよいまちづくりに寄与したいと考えております。

活動の履歴

黎明期から約10年

環境部では、ミキゴルフ場跡地(現在の羽曳が丘9丁目)に作られたビオトープ池とその周辺緑地の環境整備が急務でした。毎日のように会員総出で草刈り、草花の栽培、池の管理では、気温・水温のチェックなどを行い、トンボが羽化する環境までに整えました。毎年春にはビオトープフェスタを開催し、多くの住民の参加を得ました。ビオトープ池には小学校や幼稚園の子どもが見学に訪れました。<写真はビオトープフェスタの一幕>
生活部では、毎週金曜日に惣菜を作り独居高齢者に宅配するという事業を10年以上にわたって継続していました。宅配の際には大阪府立大学看護学部の学生さんが同行することもあり、お年寄りの見守り活動に大いに役立ちました。
管理部では、町会連合会と連携して第一集会所を利用した、当時としては格安の「標準葬儀」を企画し、住民に喜ばれました。また、羽曳が丘小学校の家庭科室を借りて、男性のための料理教室を3年間ほど開催し、奥様方から喜ばれました。資源リサイクル事業としては、町会連合会と共同で羽曳が丘地区内のアルミ缶を回収する事業を開始し、現在は各集会所のバスケットと業者に委託した回収に切り替えています。

現在までの変遷

平成23年頃より開始されたミキゴルフ場跡地の住宅開発により、ビオトープ池やすぐ横にあった小山はなくなり、住宅地に一変しました。これがグランハーモ羽曳が丘住宅地(現羽曳が丘9丁目)です。そしてグラウンドゴルフに隣接した場所に羽曳が丘9丁目公園が設置され、ビオトープ池も移設されました。環境部では、市との協定を結び公園の整備を開始しました。、ビオトープ池には前の池から移住したメダカなども生息するようになり、子どもたちの絶好の遊び場となっています。
生活部で続いていた「惣菜の宅配」はスタッフの高齢化等の理由により平成30年に終了し、現在は会員を対象とした月1回のランチ会として続いています。また、高齢者の健康維持のための「いきいき百歳体操」や、健康維持のためにみんなで歌おうとの主旨から「交流サロン」や情操教育の一つとして集まってクラシック音楽を鑑賞する「名曲クラブ」なども開催しています。令和元年9月からは、住民相互の交流をより一層深めるために生きがいサロン6号館を借りて毎週1回カフェを始めました。<写真はカフェ開催中>